EPELメンテナー就任とCentOS 7からAlmaLinuxへの移行について


このたび、私は Fedora EPEL(Extra Packages for Enterprise Linux)プロジェクトの正式なメンテナー になりました。

EPELは、Fedoraプロジェクトが提供する公式リポジトリであり、Red Hat Enterprise LinuxやAlmaLinux、Rocky Linuxなど多くのRHELクローンディストリビューションで利用されている重要なソフトウェア基盤です。

EPELメンテナーとして、私はすでに以下のパッケージをリリースしました:

  • gftp

  • meld

  • perl-Crypt-SmbHash

これらのパッケージは、世界中のエンタープライズ環境や教育機関、公共機関など多様な現場で活用される可能性があります。自分が作成・保守したソフトウェアが多くの人々の役に立つことを思うと、大きな責任を感じるとともに非常に嬉しく思います。

また私は現在、CentOS 7 のサポート終了に伴う移行先として AlmaLinux を強く推奨しています。
CentOS 7 の終了が近づく中、RHELクローンディストリビューションの中で AlmaLinux は無償でありながら企業利用に耐えうる安定性を持ち、非常に優れた選択肢です。EPEL で私がメンテナンスするパッケージも、AlmaLinux 上で問題なく利用できます。

CentOS 7 ユーザーの皆様には、ぜひ AlmaLinux への移行を検討していただきたいと思っています。

引き続き、より多くのパッケージをメンテナンスし、OSSコミュニティの発展に尽力していきます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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